フリーター

2021.11.15

フリーターで一生やっていけますか? 何歳までなら正社員を目指せますか?

フリーター生活は普通に社員として働くよりも自由気ままなイメージがありますよね。
責任もあまり負わず、職場によってはシフトも融通が利き、週5日働かなくても済みます。
とはいえ、一生フリーターでやっていくことは現実的ではありません。
では、いつまでならフリーター生活を続けられるのか。
逆にフリーター生活を本格的に続けていった場合どうなってしまうのかを、今回はご紹介します。


Contents

1.フリーターはいつまで続けられますか?

アルバイトをずっと続けていると、この生活はいつまで続けられるのかを考えたことはありませんか。

フリーターというと若い人のイメージですが、実際問題何歳くらいまでがフリーターと呼ばれるのでしょうか。

厚生労働者がかつてフリーターを調査した際の区分では

 

中学校卒業後の年齢15歳から34歳(以下若年者)で、在学していない者のうち、以下の条件を満たす者

現在就業している者については、
勤め先における呼称が「アルバイト・パート」である雇用者

現在無業の者については、
家事も通学もしておらず「アルバイト・パート」の仕事を希望する者

参考:若年者問題に関する関係府省等の取組・連携の強化について

 

という条件でフリーターを定義しました。

実際、世間一般でもフリーターとして認識されているのはそれくらいの年齢までのようです。

そのため最近ではアルバイトのみで生計を立てている人のうち35歳以上を高齢フリーターとして別枠で集計するケースが多いそうです。

 

35歳で既に高齢扱いになってしまうほど、世間ではフリーターは若い間のみの就業形式と認識されています。

 

でも、高齢フリーター扱いになっても生活はできるんでしょ。そんな焦って就職する必要もないしなぁ……

 

そんな風に思っているのなら、要注意です。

 

2.何歳までならフリーターを脱出できる?

一度、高齢フリーターになってしまうとその生活から抜け出すハードルが急激に上がります。

それはなぜでしょうか。基本的にフリーターからいざ脱出しようとした場合、考えうる選択肢は

 

・正社員として採用される

・自分で会社を立てる

・親の後を継ぐ

 

などです。基本的にコネクションがなければ会社を立ち上げることも親の後を継ぐことは難しいでしょう。

そうると正社員採用がフリーター脱出の最後の手段となります。しかし、正社員採用に関しては年齢の壁というものが立ちはだかります。

本来、採用において年齢の制限を設けることは違法となっています。

参考:募集・採用における年齢制限禁止について

 

しかし、実際には例外事由と呼ばれる抜け穴が存在しています。

例外事由を提示している場合、年齢制限での求人募集がハローワークでも可能です。

そのため、人気のある職種はハローワークの求人票でも『例外事由三号イ(若年層のキャリア形成のため)』という名目で年齢制限がかかることが多いです。

この設定年齢は会社によってまちまちですが、おおよそ30~35歳までで提示されることが多く、ちょうど高齢フリーター扱いされる年齢とほぼ同じくらいとなっています。

 

要するに高齢フリーターの年齢に差し掛かった時点で正社員雇用での就職の幅は大きく狭まってしまうのです。

なので、フリーターを長く続けてしまえばしまうほど、脱出は難しくなるといえるでしょう。

実際に労働政策研究・研修機構の調査では、フリーター歴が長ければ長いほど就職に不利になる研究結果が発表されています。

参考:大都市の若者の就業行動と意識の分化

 

極論フリーターからの脱出を考えるのであれば、20代のうちということです。

3.フリーターから正社員になるには

フリーターから正社員になるのには、新卒と比べて壁が存在します。しかし、だからと言って道が立たれているわけではありません。

フリーターから正社員になる道にはいくつか定番のルートが存在します。

 

・現在フリーターで働いている職場で正社員に昇格してもらう

今、フリーターとして働いている職場が悪い環境でないのならば、そこで社員に昇格するのを目指すのも一つの手です。

そのためにはまずは情報収集を行い、現在の職場でまず正社員に昇格できるルートが存在するかを確認してみましょう。

実際にアルバイトから正社員になった人がいる場合は、話を伺ってみてもいいかもしれません。

また、信頼できる上司に直接相談してみるのも一つの手です。場合によっては紹介という形で採用担当者に話を持って行ってくれる可能性もあります。

アルバイトが正社員になりたいと思ってもなかな口に出しにくい環境も存在しますが、勇気を出していろいろな人に話を聞いてみることがお勧めです。

 

・派遣社員/契約社員からステップアップを目指す

派遣社員や契約社員は正社員ほど雇用が保証されている契約内容ではありませんが、アルバイトよりも評価がされやすいのでステップアップの第一歩として目指すのは手の一つです。

気を付けなければいけないのは、正社員を目指す以上は派遣社員/契約社員は途中経過にすぎない意識を持ち続けないといけません。

可能であればこの雇用形態で働き始める前に、今回働く環境はちゃんと正社員への進路が用意されているものなのかを担当者にしっかりと確認しましょう。

 

・転職サイト/ハローワークで正社員募集を探してみる

基本的にフリーターが仕事を探す場合、使用するのは新卒向けの就職サイトではなく転職サイトを利用する形になります。

また、ハローワークの中でも若い人向けの仕事をあっせんする、わかものハローワークなどは20代のうちは強い味方になってくれます。

ただし、採用の際にライバルとなるのは自分のようなフリーターだけでなく正社員経験のある人たちも含まれています。

そういう人と比較された際に、フリーターとして働いた経験がいかに新しい職場で生かせるのかがしっかりと伝えられるようにしましょう。

 

4.それでもフリーターを続けると決めたなら

それでもフリーターを続けていきたいと考える人もいるでしょう。

早い段階で高齢フリーターのデメリットを知っておき、事前に準備をしておきましょう。

そして高齢フリーターになると若いころはフリーターのメリットと思っていたものが、デメリットになってきます。

 

・責任を負わなくていい    → 重要な仕事が任せられない

・好きな時に働ける      → 働く時間はあるのに、仕事がない場合もある

・働いた時間、お金がもらえる → 休んでしまうとお金がもらえない

 

重要なのは早い段階で若いころと同じようにアルバイトを続けることは難しいということを自覚することです。

そのため、フリーターで将来も食いつないでいくことを考えるのであれば、節約を心がけて貯蓄や投資にお金を回すなどしましょう。

悲惨なのはフリーターを続けたがゆえに病気や交通事故など不測の事態に何もできなくなってしまうことです。

逆に現在の環境からその事態が見込めてしまうのであれば、フリーターを続けることはそうそうにあきらめて、少しでも安定した雇用形態である正社員を目指すことをオススメします。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

一生フリーターを続けるのは不可能ではないですが、高齢でも不測の事態に対応できる準備がしっかりできていないと悲惨な結果につながります。

高齢フリーターになってしまうと、就職の幅がどんどん狭まっていくので可能であれば20代のうちにフリーター脱出のための道筋を整えるようにしましょう。

重要なのはフリーターを脱出したという自分の強い意志がないとフリーターをずるずるといつまでも続けてしまいます。

しっかりとゴールを決めて、それにむかって一歩ずつ進んでいきましょう。