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フリーター

2022.06.29 最終更新

2022.05.20

フリーターが不安に感じる瞬間と具体的な対策方法

自由気ままなフリーター生活、しかし年を重ねるごとに金銭的に「そろそろまずいかも」と直面する場面が増えてきます。

そんなとき、フリーターから抜け出して正社員を目指したいと考えることもあるのではないでしょうか。

今回は、そんなフリーターが不安を感じる場面や対策方法についてご紹介していきます。

3行でわかる記事まとめ

・フリーターの28.5%は「仕事がなくなることへの不安」を抱えている


・体力と知力は衰える。年金など積み立てておかないと将来お金で困る


・今から将来設計をして、ハローワークは就職支援サービスに頼るのが吉


Contents

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1.将来に不安を感じるフリーターは大勢いる

 

2020年フリーターの意識・就労実態調査(株式会社マイナビ)』によると非就労のフリーターのうち、「働きたい意向」がある人は90%以上。そして「仕事がなくなることへの不安」をかかえる人が28.5%います。

 

多くのフリーターが働きたいという考えがあるんだね

実際、生活をしていくためには食費や住居費といった生活費が必要です。

フリーターの方は、50代、60代となった時に働くことができるのか。体は健康でいられるのか。など、見えないことが多く不安を抱えます。

不安を感じるのは当たり前。

なぜなら先が分からない将来について、正社員の方でも不安を抱えています。

だから正社員で働くことや生命保険に入るなどして将来への安心を準備します。

中には、「自分は一生、役者としてアルバイト生活をする!」と決めて行動しているフリーターの人もいて、そういった方は将来に不安がありません。

いずれにしても、将来に備えて準備しておかないとあなた自身が困ることに。

 

 

 

フリーターの手取り・給料ってどれくらい? みんな、どれくらいもらってるの?

フリーターってみんなどれくらい貯金しているの?どれくらいの貯金が必要なのか?

2.フリーターが不安を感じる瞬間9選

 

①経済的、金銭的

◆貯金が全然できてないことに気づいたとき

日々の生活費だけでも精一杯なのに、貯金なんてできるわけがないよ

 

そう嘆きたくなるフリーターの方も多いと思います。

せめて貯金が少しでもできれば、安心感は違ってくるはずなのに。

全く増えない銀行の残高、いつもカツカツな生活になる給料日前。

将来のことを考え始めたときに、焦り始める定番の理由の一つです。

 

◆借金の返済で大変な瞬間&借金を検討し始めている瞬間

人間、生活をしていれば突発的な出費はやはり発生してしまうもの。

そういうときに貯金がなければ、借金でもして対応するしかありません。

とはいえ、そう都合よく次の月に全額返せるわけではないので、分割して支払うつもりでいたら、あらたな出費でまた借金せざるおえなくなったりと。

こうなったら最後、借金のループから抜け出せことが難しくなってきます。

フリーターである以上シフトを増やしても、もらえる給与にも限界があります。もちろん、ボーナスの支給もありません。

金銭的に八方ふさがりな状態は本格的に「そろそろまずいかも」の瞬間といえますね。

複数箇所で借金している人は一か所にまとめるだけでだいぶ楽になるよ

 

◆クレジットカードの審査が通らない

クレジットカードがあれば通販で物が買えたり、アプリに簡単に課金ができたり。

ネット環境が充実した現在、ショッピングを楽しむには必要不可欠なアイテムです。

とはいえ、クレジットカードは現在の収入などをもとに実際に作成できるかの審査が存在します。

フリーターで年間収入がほとんどない場合、審査がゆるいとされているクレジットカードでもなかなか通りません。

ちなみに今回は作成できないと、連絡があったときは自分が否定されている感じがして地味にショックが大きいです。

自分を否定されている気分になるよね……

 

◆税金や年金、保険料が思ったより高額だったとき

住民税や所得税、年金の支払い、保険料……もちろん存在は知っていたけれども、自分で払い始めるようになったら想像以上に高くて、生活費を圧迫している状態。

しかもこれが、今後さらに増税などで上がるかもしれないわけです。

本当にこのままで生活していけるんだろうか、日本の将来大丈夫なんだろうか、なんてことを考えたりも。

 

将来のことを考えるともう少し安定したいね

 

②仕事的、就職的

◆仕事が増えたのに給料がなかなか上がらない

現在の職場で評価されて任される仕事も増えたのに、昇格するわけでもなく、もちろん時給が上がらない。

じゃあ、自分より長年働いている人を見てみると、実はそんなに時給が多いわけではなかったり。

このまま同じ場所で働き続けても、収入が増えることはなさそうということに気づいてしまうと、

フリーターを続ける続けない以前に、この職場のままでいいのかという疑問が湧いてきます。

フリーターなのに責任ばっかり増えていく……

 

 

◆休んでしまうと給料が減ることに気づいた

フリーターは基本的に時給制です。そのため、働いた時間だけ給料が支払われます。

なので、休んでしまうと給料は減ってしまうのです。

病気や、忌引きなどの休むことがやむを得ない状況が続いてしまうと、どうしても月々の給料は減ってしまいます。

ただでさえ、手当などがあるわけではない安い給料でこのような状況になると本当に苦しい生活を送ることになります。

対して、正社員は月給制であることがほとんどのため、1日くらいの休みでも給料は変わりません。

そういう格差を目の当たりにすると、フリーターを続けていくことの過酷さが身に染みるようになってきます。

正社員だと働けなくてもお金がもらえる場合があるよ

 

③生活的、日常的

◆友人との金銭感覚の差を思い知ったとき

服装、アクセサリー、靴、あきらかに自分とはかけている金額が違う。

友人が選ぶ飲食店が、自分のいきつけの店よりグレードが上。

気づきたくなかったけれど、そんな些細なことで、フリーターの自分との差を思い知らされてしまう。

今後、生涯賃金でもっと差がつくかもしれない……本当に今のままフリーターを続けていいんだろうか?

なんて思い始めるきっかけになりがちです。

こういう些細な違いに気づくのが地味につらいんだ……

 

◆割引シールがついてない商品が高額に見えてくる

スーパーで食品買う際に、いつも閉店間際の割引シール付きのものをついつい買ってしまう人はいませんか。

そんな人が、珍しく昼間にスーパー寄ってみると、割引シールがついてないので、どの食品もいつもより高く感じてしまったり。

本来はその金額が正規の値段のはずなのに割引後の金額に慣れ親しんでしまい、金銭感覚がバグを起こしているイメージです。

 

別に倹約家のつもりではなかったはずなのに……。

 

◆自分の住んでいるところの家賃が高く感じ始めた瞬間

実家暮らしであれば、気にしなくても大丈夫ですが、一人暮らしだったりすると壁になってくるのが家賃の問題。

稼いでいる金額に対して、家賃の割合が多いと、このままだとまずいとなりがちです。

家賃のもっと安いところに引っ越せないかななんて、不動産サイトで調べ始めたりもします。

逆に周辺のアルバイトの時給が安かったり、引っ越し費用もばかにならなかったりすることに気づきあきらめるのもよくある話です。

引っ越したいけど貯金もできないからなかなか引っ越せないという悪循環になりがちなんだ

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3.フリーターでいることのデメリットや影響

フリーターのまま高齢を迎えると迎えてしまう大きな問題があります。それが次です。

 

①体力の衰え

握力や立ち幅とび、50m走といった体を大きく動かすような運動であると、ピーク時の60%~70%程度体力が落ちます。

平成21年度の体力・運動能力に関する調査結果によると、持久力を図る20mシャトルランは年齢を重ねるごとに著しく低下し、40代では10歳と同じ程度、50代では9歳と同程度、60代では8歳以下の体力まで落ちる結果に。

男女別体力・運動能力の調査結果(20メートルシャトルラン)

年齢別体力の推移

②内側の衰え

循環器系疾患の脳血管疾患や虚血性心疾患といった循環器系の患者数は年齢があがるとともに増えていく傾向にあります。

また、脳疾患、心臓疾患ともに50代での発症が最も多い結果に。

それ以外にも、判断力の反射神経の低下から転落といった事故率も上がっていきます。

参考URL:高齢者の身体機能等の現状

 

③年金の有無

65歳でもらえる年金には大きく分けて、国民年金と厚生年金の2つがあり、「日本の年金は二階建て」と言われるケースがあります。

フリーターでアルバイトをしながら国民年金を支払っていれば一階分の年金がもらえる形に。

そして正社員のように会社に勤務している人であれば、国民年金の部分と厚生年金の部分どちらももらえることになるため、二階建てと言われる理由となります。

参考URL:日本の公的年金は「2階建て」

会社員の人は二階建てっていうのはそういう意味だったんだね
そうなんだ、年金を支払っていない人は65歳以降も年金がもらえないから働き続けないといけないね

4.不安を解消するための対策方法

 

①将来設計をする

将来の不安を解消しようと考え、いきなり就職活動をおこなう等、いきなり行動に移してしまうと失敗してしまいます。

将来を考えるうえで、まずは自分と向き合いましょう。

次のことを紙に書き出してみよう

・自分が得意なこと、好きなことは何か

・どうしても嫌ないことは何か

・将来どうなっていたいか

・どんな仕事ならできそうか

・働きたい場合の理由は何か

 

 

フリーターを続ける場合であっても、一度しっかりと自分について考えておくことが将来の不安解消につながります。

もし働くことを選ぶ場合であっても、行った自己分析は面接の場で役に立ちます。

 

②正社員に就職する。

年齢によって難易度は大きく異なりますが、フリーターから正社員になることは可能です。

また、フリーターの期間の長さによっても就職のハードルは大きく異なるため、何度落ちたとしても根気強く継続することが大切になります。

 

【フリーターから正社員への就職で不安なことランキング】男女500人アンケート調査
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000098.000041309.html

 

■アルバイトから正社員へ

アルバイトや契約社員から正社員への登用制度を設けている会社もあります。

長い期間、その会社で勤めていることによってあなたの人となりも伝わりますし、企業の雰囲気も分かった状態で就職することができます。

もし、アルバイトや契約社員からの正社員登用制度を目指すのであれば、日頃から先輩や上司に意志を伝え、会社に正社員として雇いたいと思われるような言動をしていきましょう。

 

■ハローワーク

ハローワークは国が運営する就職支援のセーフティネットとなります。

 

全国のハローワーク
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/hellowork.html

 

また、ハロートレーニングという公的職業訓練も用意されています。

職業訓練を行うことで、就職に向けたスキルを身に着けることもできます。
https://jsite.mhlw.go.jp/chiba-roudoukyoku/hourei_seido_tetsuzuki/shokugyou_kunren/hourei_seido/training.html

 

■就職支援サービス

働いて給与を得ながら、ビジネススキルを身に着けられるサービスもあります。

 

就職支援サービス「Actbiz」

URL:https://www.a-cute.co.jp/actbiz/

 

Actbizでは一人一人に就職支援サポーターがつき、いつでもLINEや電話で相談することもできます。

まとめ

フリーターが不安に思う瞬間は、日々生活していると必ずあります。

将来の方向性が定まっていなかったり、経済面が安定しないと精神的にも厳しい状態が続きます。

とはいえ、そういう時に焦って就職活動に挑むと、失敗につながりがちです。

不安に駆られすぎると人間の判断力は大きく低下します。

そういうときは無理をせず、まずは身近な人に相談に乗ってもらいましょう。拠り所があるだけでも、心の負担はぐっと楽になります。

そして一度落ち着いてから正社員を目指すなどの、フリーター脱出のための道を模索してみましょう。

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