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高校卒業

2022.06.29 最終更新

2022.03.18

高卒で就職を目指す場合の厳しい現実と脱出方法を解説します

3行でわかる記事まとめ

・高卒時の就職率は高いが、その後の就職シーンで困るケースが多い


・キャリアアップを目的として転職を計画的に行うと〇


・自分一人で難しい場合は就職支援サービスに頼ることがおすすめ


Contents

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1.高卒で就職は本当に厳しい?

高卒で就職は実際に厳しいのでしょうか。

まずは高校卒業後、すぐに就職したケースを確認してみましょう。

厚生労働者が発表している平成31年3月新規高等学校卒業者の就職状況を確認すると、高校卒業時の就職率は98.2%と非常に高いように見えます。

では、どのような理由で厳しいと言われがちなのでしょうか。

2.高卒が厳しいと言われる理由

・離職率が非常に高い

厚生労働省が発表している『新規高卒就職者の離職状況(平成30年3月卒業者)』では、36.9%もの人が就職後3年以内に離職していることがわかります。

これは高校卒業後就職した人の5人に1人は3年以内に離職している状況です。

一度離職してしまうと、就職では新卒扱いではなくなるため、通常の転職と同様の扱いになります。

その場合、転職の競争相手になるのは大学卒業など自分より学歴が多い人たちも増えているため、競争率はより激しいものとなります。

 

・選択できる仕事の幅が狭い

自分のやりたいこと仕事が高卒では難しいケースが多くあります。

あとから、「こういう仕事につきたかった」と思っても、そもそも大学卒業の資格がないと門前払いのケースも多々あります。

また肉体労働などの仕事しか選択肢がなく、事務職などを希望しても受け入れてもらえないケースも。

 

・給料がなかなか増えない|昇進しない

高卒と大卒では生涯給料に大きく隔たりがあると言われています。

同じ職場で似たような仕事で働いていても大卒の人のほうが給料があがったり、昇進しやすかったりします。

頭で理解していても、いざ現実を直面するとダメージが大きいです。

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3.高卒が厳しい現実を脱出する方法

・自身のキャリア形成を考え直す

まずはどうやって現状を脱出するのかを考えるようにしましょう。受け身意識だと解決にはつながりません。

社会経験がながくなれば学歴だけではなく、キャリア=職歴、実績も重要な判断指標になります。

逆に言えば、キャリアをしっかりとつみあげていくことができれば、高卒という学歴は大きな問題になりません。

 

・やりたいことを見つめなおす

やりたいことが仕事に向いているとは限りません。とはいえ、仕事を長くするうえで、モチベーションは非常に重要です。

もし、自分のやりたいことを仕事に結び付けることができる可能性があるのならば、それを追いかけてみましょう。

 

・実務経験を増やすことを優先する

自分の積み上げていきたいキャリアが明確に定まってきたのであれば、実務経験を増やすことを優先するのも一つの手です。

仕事の内容によってはアルバイトで一度、希望の業界に入ってしまい、実務を積み上げて結果を出してしまったほうがいいかもしれません。

・資格で学歴をカバーする

資格を取得することで学歴をカバーすることができる場合もあります。

特に実務経験だけでなく、学習時間がある程度必要な資格はそれだけで本人は学習意欲がある人間と評価されやすくなります。

参考:【難易度別】資格取得に必要な勉強時間ランキング|資格別の概要や勉強期間も紹介!

特にIT業界を希望する場合、未経験者は評価される内容を持ち合わせていないケースがあるので、ぜひ資格を取得することを目指しましょう。

 

・実力勝負の職場に就職する

営業職などは学力よりも実際に積み上げた数字で評価されます。

そのような環境で実績をあげることに自身がある人は、実際に実績をつみあげることを目的として働くことを選ぶのも一つの手です。

ただし、実力勝負の職場は非常に過酷なケースも多いので要注意です。目標の数字を目指す大変さを苦としない人にはオススメの環境です。

 

・ステップアップできる環境を目指す

有期雇用は上限3年で無期労働契約へ転換しないといけなくなりました。

具体的には契約社員や派遣社員で働いている人でも3年経過すれば、就職できるようになりました。

そのため高卒から正社員になって安定したいと考えるのであれば、まずは契約社員や派遣社員を目指しましょう。

4.就職支援サービスを利用する

世の中には就職支援サービスと呼ばれるものがあります。

高卒向けのものもあれば、幅広い世代をフォローしているものも存在するので、それらを有効活用することを考えてみましょう。

 

・ハローワーク

ハローワークは誰でも利用することが可能な公的な職業紹介サービスの一つです。

一部地域には『わかものハローワーク』と呼ばれる若い世代に特化したサービスも行われています。

下記の記事にてさらに詳しい解説を行っていますので、ぜひご確認ください。

【わかものハローワークの評判】サービス内容とはじめて利用する際の注意点

 

・わかものサポートステーション

わかものサポートステーションは、就職に困難を感じる若者向けに地域ごとに用意された公的サービスの一つです。

ハローワークはいきなり就職を目指していく形になりますが、その前段階である単純なコミュニケーションなどに問題を感じている人などを対象に地域ぐるみでサポートを行うサービスです。

サポステ[地域若者サポートステーション]

就職すること自体に恐怖心をいだいている人などはぜひ、利用を検討してみてください。

まとめ

いかがだったでしょうか。

高卒だからと言って就職をあきらめ、職に就いていない時間がながければ長いほど、ハードルはどんどん高くなっていきます。

高卒でもよりよい生活をしたいと考えるのであれば、早め早めに判断し、行動することを心がけましょう。

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