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大学中退

2022.02.14 最終更新

2021.09.14

大学中退から公務員を目指す前に押さえておくべきメリット、デメリット

大学を中退し、就職活動の時期になるタイミングで公務員を考える方もいると思います。

「公務員なら安定していそう」
「公務員の仕事なら自分にもできそう」
「公務員なら胸をはって親や友達にいうことができる」

など、様々な理由から大学中退後に公務員を目指す方がいます。

公務員はメリットばかりなのでしょうか?

あるランキング調査によると公務員の仕事満足度はワースト4位という結果も。

公務員へ就職した後に失敗しないためにも事前にメリット、デメリットを押さえておきましょう。
Contents

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1.大学中退者が公務員を目指す前におさえておくべき3つのポイント

それは

1.「給料面での待遇」:年功序列である
2.「初任給」:若手の給料は低い
3.「仕事満足度」:やりがいを感じにくく仕事への満足度が低い

ということです。

お給与面や仕事のやりがい。どれも大切なので知っておきたいです。
就職後の「こんなはずじゃなかった」を防ぐためにも公務員の特徴を押さえておこう。

1.「給料面での待遇」:年功序列

公務員の給料は、年齢を重ねるごとに給料の金額が上がる仕組みです。

毎月支払われる給料のことを「俸給(ほうきゅう)」と言い、公務員の年収は「毎月の俸給×12ヶ月+ボーナス」で計算することができます。

俸給は担当する仕事の難しさや責任の度合いによって変わります。

また、公務員の給料は国民の税金から成り立っているため、日本全体の平均値と比較して国民から不満が上がらない範囲で 設定されています。

 

2.「初任給」:若手の給料は低い

公務員には大きく「国家公務員」と「地方公務員」の2種類があります。

国家公務員と地方公務員の初任給をそれぞれ見ていきましょう。

 

【国家公務員】
大卒の初任給 約186,700円
高卒の初任給 約150,600円

引用元:「国家公務員の初任給の変遷(行政職俸給表(一))」
https://www.jinji.go.jp/kyuuyo/index_pdf/starting_salary.pdf

 

【地方公務員】

地方公務員(一般行政職)の初任給は地域によって給料額が変わってきますが、

大卒の初任給  都道府県 184,574円
        指定都市 180,643円

高卒の初任給 都道府県 150,627円
       指定都市 147,807円

引用元:地方公務員の年収実態
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_gyousei/c-gyousei/kyuuyo/h30_kyuuyo_1.html

https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_gyousei/c-gyousei/kyuuyo/pdf/h30_kyuyo_1_05.pdf

 

思ったより安いですね。
そうだね。公務員は年功序列で若い頃はお給料が低い傾向にあるんだよ。反面、雇用の面は安定しているね。

公務員と聞くと「安定している」とよく言われているため、給料もある程度はもらえ、クビを切られることがなく安定しているイメージを抱いている人も多いです。

確かに不祥事を起こさない限りクビを切られることはないため雇用維持の観点としては安定しています。

しかし、若い頃の給与額は低く、昨今は年齢が上がっても金額が上がらずお金という観点では安定しているとは言い難いのかもしれません。

YouTubeでも公務員の給与明細を掲載している人たちがいますので参考情報としてご覧ください。

YouTube:高卒公務員の給料明細がこちら

YouTube:【給与明細】市役所の給料・ボーナスを公開【公務員】

3.「仕事満足度」:やりがいを感じにくく仕事への満足度が低い

SNS投稿の分析を行っているスナップレイスが行った、『17業種別の仕事満足度ランキング』によると、公務員の仕事満足度はワースト4位という結果でした。

引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000018041.html

実際に公務員としては働いている方からは、

「自由な提案はしにくくて、考えることが減ってしまい、成長しなくなりがち」

「外部との交流があまりなく人間関係が固定される。ウワサ話がすぐ広まる」


「利益を求めないため、目に見える成長や達成感が味わいにくい。事務作業が多い」

このような お話をよく聞きます。

2.公務員の仕事内容についての特徴

仕事内容の満足度が低いとお伝えしましたが、具体的にどういった理由からこういったアンケート結果になっているのか見てみましょう。

 

理由①「自由な提案はしにくい」

公務員の世界は成功を求めることよりも「失敗」しないことが優先される世界です。

なぜなら、給料は住民の税金から払われるので、「失敗」すれば税金の無駄遣いあつかい。

また年功序列のため新しいことに挑んでも給料があがるわけではないので、仕事においては常に無難な選択をしがち。

こんなことが繰り返されていった結果、公務員の世界は失敗を恐れ、自由に提案がしにくい環境になっているのです。

自由に提案を行うこともできなくはありませんが、「提案しにくい環境」となっているのはこういった理由からです。

 

理由②「目に見える成長や達成感が味わいにくい。事務作業が多い」

公務員として何かを行う場合、そのお金は税金となります。そのため、間違った使い方をを防ぐ目的として 非常に多くの書類を用意します。

また、一つ一つの書類をしっかりと確認するため多くの上司の確認印が必要となります。

目標を立てて達成するような仕事ではなく、書類の確認業務や捺印をもらうといった確認業務が多くなっています。

 

理由③「お客様はすべての国民」

多くの方が就職する民間企業。例えば化粧品会社であればその会社の化粧品を使用する方だけがお客様です。

しかし、公務員であれば全ての国民がお客様となります。

引っ越しをして住民票を移したい大学生
子供ができて各種手続きを行いたいご夫婦
50年以上その土地に住んでいるご高齢者 などなど。

その土地に住む様々な人がお客様となるため、奉仕の精神が非常に大切となります。

 

理由④「人間関係が固定される。ウワサ話がすぐ広まる」

外部の企業との交流が少なく、転勤もないため人間関係は固定されやすくなります。

同じ人と接する機会が多くなるため、人事やプライベートに関するウワサ話は広まりやすい環境となっています。

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3.公務員と民間企業との違いとメリット、デメリット

公務員と民間企業との大きな違いは「利益を追求するかどうか」です。

民間企業であれば自社の商品やサービスを提供することでいかにして消費者に喜んでいただき、お金を得るかを考えています。

公務員であれば公共のサービスとしてすべての国民に対して等しく提供し、いかにして奉仕するかを考えることが大切です。

公務員の仕事と一言で言っても様々な公共サービスがあるため、こちらのYouTubeを一つの参考としていただければと思います。

YouTube:地方公務員、市役所に就職するとどうなるのか?

 

【公務員のメリット、デメリット】

メリット

・とにかく雇用が安定している
・年功序列で給料があがる
・ルーティンワークの業務が多い

 

デメリット

・お客様を選べない
・成長や達成感を味わいにくい
・民間に戻りにくい

 

雇用の面で安定させたいという人や、人に対して奉仕をしていきたいという人に公務員は向いています。

決められたルーティンワーク作業をずっと継続して行うことができる人にとってはメリットとなる面が多いです。

 

公務員は公共サービスのため、どんな人に対しても等しくサービスを提供しなくてはいけません。

サービスを受ける国民も「税金なんだからやって当たり前」という考えでいる人が多いのも現状です。

 

そうした環境から「言われたことだけをやろう」と考え始めてしまう人もいます。

決められたルーティンワーク作業に慣れてしまうと、民間企業への転職を考えた時に困った事態になることも。

民間企業は利益を求めるため「今よりさらにより良くすること」が大切です。

与えられた作業をこなすことに慣れてしまった場合、転職時に苦戦するというデメリットが発生することもあります。

確かに僕も当たり前にやってくれるものと考えてました。
考え方や仕事への満足度のギャップから公務員を退職している人もいるんだ。

平成29年度中における全地方公共団体の採用者数は127,249人、退職者数は205,457人です。

採用者数に比べて退職者数が78,208人上回っています。

退職者数を年齢別にみると、全地方公共団体では60歳~64歳の高年齢層(退職者数に占める割合37.1%)、20歳~29歳の若年層(退職者数に占める割合22.6%)の割合が高くなっています。

退職理由を見てみると、全地方公共団体では自己都合の退職等が100,215人(退職者数に占める割合48.8%)と最も多く、次いで25年以上勤続の定年退職等の81,967人(退職者数に占める割合39.9%)となっている。

https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_gyousei/c-gyousei/kyuuyo/pdf/h30_kyuyo_1_01.pdf

このような背景からも、20歳~29歳の若年層における公務員へのミスマッチがうかがえます。

4.公務員の種類

公務員にはさまざまな種類がありますが、大きく分けると「国家公務員」と「地方公務員」の2つがあります。

 

【国家公務員】

国家機関や行政執行法人で働く人のことを言います。

具体的には、 文部科学省や厚生労働省、国土交通省などの省庁が対象です。

また、日本だけでなく海外で仕事を行うこともあります。

 

【地方公務員】

日本の地方機関で働く人のことをいいます。

具体的には、 都道府県にある庁や市役所などが対象です。

警察官や消防官なども地方公務員となり、その地域に住む住民のためのサービスを提供する仕事を行うことになります。

政府広報オンラインのホームページより、どのような省庁があるのか確認することができます。

引用元:政府広報オンライン
https://www.gov-online.go.jp/topics/link/

5.まとめ

大学中退者が公務員を目指す前におさえておくべきポイントとメリット、デメリットについてお伝えしました。

 

公務員の仕事内容をしっかりと確認しなかったためにミスマッチを起こしてしまい、退職してしまうケースも。

公務員を目指す前に公務員の仕事内容を把握することが、就職への成功にもつながります。

「公務員=安定している」ではなく、「公務員=雇用の面で安定している」です。

公務員が提供する 公共サービスは 大切ですし、なくてはならない ものです。だからこそ雇用の面で安定なのです。

後悔しない将来のため、自身の適性と公務員のメリット、デメリットをよく考えてから公務員を目指すことを選択しましょう。

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